相続登記の必要性は?
先日、今後住宅には相続税がかからなくなるというニュースも目にして、とても良いことだと嬉しく思っていたのですが、その矢先に同居していた父が倒れて亡くなってしまいました。 もちろん亡くなった時には税金のことなど考えもしませんでしたが、葬儀が終わって相続について考えなければいけなくなると、不謹慎かもしれませんが、もう少し長生きして欲しかったと思う気持ちが強くなりました。 私にはすでに栄区に嫁いだ妹がいて、父の遺産はわずかな現金と戸塚区の家しかありませんが、建物にはほとんど価値はないでしょうが、それなりに土地も広いので相続税もかかると思っていて、いずれにせよ妹と遺産を分けるには家を売らなければいけないと思っていました。 相続手続きの期限もあるので、妹と相続について話し合うために連絡をすると、貯金が数十万円しかないなら相続税もかからないし、妹はすでに家を出て嫁いだ身なので、私に大切な実家にそのまま住んで欲しいと言ってくれて、遺産相続を放棄すると言ってくれました。 相続税がかからないなら、相続登記をも急いでする必要はないと聞いたのですが、お金もかかることだし売却する予定もないので、このまま放置しておいても大丈夫でしょうか? 相続登記の必要性について教えてください。 |
早めに相続登記を行うことをおすすめします
確かに、相続登記には特に期限が設けられていませんので、放置していても罰則が課されることはありません。 そのため、お金や手間をかける必要はないと思われる方も多いわけですが、不動産の名義変更を行う場合は、相続人全員の戸籍謄本や印鑑証明が必要となり、時間が経てば経つほど、他の相続人が亡くなり、他の相続人が増えて、思うように手続きができなくなる可能性も高くなります。 例えば、今の状態を放置したまま妹さんが先に他界すれば、妹さんの子供が相続人となり、トラブルが起きる大きな要因となってしまいます。 |